●秋田工芸大賞
樺名刺入れ・創(はじめ) 木竹 
樺名刺入れ・創 / 小笠原 豊 
(大館市)
【短評】
 伝統工芸の中に現代的なセンスが感じられる。思わず使ってみたくなる遊び心にあふれる作品。巧みな技も光っている。

●秋田県知事賞
神代杉文箱(岩魚) 木竹 
神代杉文箱(岩魚) / 佐藤 咲夫 
(由利本荘市)
【短評】
 木目の見立てと象嵌による岩魚が見事で、まるで生きているようだ。神代杉という素材を生かし切った技が素晴らしい。

●秋田県議会議長賞
釉彩椿紋大鉢 陶芸 
釉彩椿紋大鉢
  /  佐々木 幸二 
(秋田市)
【短評】
 ややくすんだ椿の花に思わず引き込まれる。造形も破綻なく美しく、苦労のあとが感じられる。

●秋田県教育委員会教育長賞
宙(ちゅう)  
 /  加藤 尚人 (湯沢市)
【短評】
 外観も見事だが、内部の天の川のような蒔絵が漆黒の宇宙に浮かんで美しい。感動的な作品。

●秋田市長賞
籠・クルミ花編み その他の工芸 
籠・クルミ花編み  /  伊藤 加代子 (秋田市)
【短評】
 編み目がよく揃っていて、しっかりした技が美しい仕上がりとなった。中が巾着袋の様になっているのがお洒落。使ってみたい作品。

●秋田市議会議長賞
フリーピース 木竹  
フリーピース / 武石正敏・伊藤広夢・佐藤健介 (秋田市)
【短評】
 その材料をパズルとして提供するアイデアが素晴らしい。シンプルな美しさが光る。可能性の広がりを感じさせる作品。

●秋田魁新報社賞
小容器・幻想横手  
小容器 幻想横手
 /  加瀬谷 辰雄 
(湯沢市)
【短評】
 横手のかまくらを容器にするという発想に拍手。かまくらの造形の中に冬の夜を凝縮したような塗りが印象的。

●匠(たくみ)
欅彫金飾箱 金属 
欅彫金飾箱
 /  佐々木 イサム 
(秋田市)
【短評】
 銅板のレリーフは独自の世界を確立していて、メルヘンの雰囲気が楽しめる。木との組み合わせも見事である。

●発(はなつ)
可塑性を持つ花の器 木竹 
可塑性を持つ花の器
  /  吉田 豊史
 (秋田市)
【短評】
 磁石を使ったアイデアが新鮮で、新しい可能性を発している。もう少し使い方の分かりやすさが欲しい。デザイン性にも期待したい。

●展(ひろげる)
年輪 陶芸  
年輪
 /  今野 矩子
 (由利本荘市)
【短評】
 とにかく存在感のある作品。大きさの割に薄くできているのがいい。模様もよくデザインされて魅力的である。

●拓(ひらく)
接合せ花器 金属  
接合せ花器  /  澤田石 みき (秋田市)
【短評】
 接合せの技法をセンスよく取り入れて、円柱の造形がお洒落に表現されている。シンプルな形にラインがアクセントになっている。

●秋田県芸術文化協会賞(奨励賞)
焼き締め壺 陶芸 
焼き締め壺
 /  佐藤 美也子
 (由利本荘市)
【短評】
 口の周りのざらざらした肌合いが面白く魅力を感る。どこか古代を思わせる櫛目の紋も見事で、存在感を高めている。

●秋田県商工会議所連合会賞(奨励賞)
私の宝石箱−2 木竹  
私の宝石箱−2  /  丸野内 慎一 (潟上市)
【短評】
 発想がおもしろく、とにかく楽しい作品。堅牢な造りの箱の中に迷宮が広がっている。もう少し小さい仕上がりの作品も見てみたい。

●秋田県商工会連合会賞(奨励賞)
れんこん皿セット 陶芸  
れんこん皿セット  /  菊地 志保子
 (由利本荘市)
【短評】
 釉薬を塗り残すことで模様を出した豊かな発想がいい。現代的な表現とアイデアにセンスを感じる。

●NHK秋田放送局賞(奨励賞)
ひょうり(表裏) その他の工芸  
ひょうり(表裏)  /  土井 良子 (男鹿市)
【短評】
 自然素材を生かしながら現代的なセンスで表現されている。編み目のパターンをうまく崩すことで芸術性の高い作品に仕上がった。

●ABS秋田放送賞(奨励賞)
集・海芋(つどい・かいう) その他の工芸  
集・海芋  /  田口 博子 (秋田市)
【短評】
 布地と同系統の色糸を使って抑制を利かせながらもデザイン性が豊かで美しい。センスの良さと確かな技法の裏付けを感じる。

●AKT秋田テレビ賞(奨励賞)
水指「春風」(しゅんぷう) 陶芸  
水指「春風
」  /  松田 信義
 (美郷町)
【短評】
 暖かみのある色合いがお洒落で現代的である。釉薬の流れた感じで春の訪れをうまく焼き物にとじこめた。

●AAB秋田朝日放送賞(奨励賞)
リングボックス 金属  
リングボックス
  /  松本 清
 (秋田市)
【短評】
 さりげない中にも銀線細工の繊細さが凝縮されている。確かな技法とセンスが光る作品。

●エフエム秋田賞(奨励賞)
秋の山々(野焼き) 木竹 
秋の山々(野焼き)  /  中村 久美子 (由利本荘市)
【短評】
 焼き物の原点を感じさせる野太い作品。まるで土の中から掘り出したばかりのような風合いが味わい深い。

●木竹                     
食卓セット
 
 (鍋敷き、急須置き、コースター)
武石 正敏
伊藤 広夢
佐藤 健介
秋田市
タブレットスタンド 武石 正敏
伊藤 広夢

佐藤 健介
秋田市
花台 武石 正敏
伊藤 広夢
佐藤 健介
秋田市
天使の誘惑
         (ワンショット・メジャースタンド)
倉橋 正伸 大仙市
●ガラス  
Symbol of Yurihonjo〜ごてんまり〜 佐藤 礼奈 由利本荘市
故郷 畑山 美沙子 由利本荘市
蜘蛛(行灯)              永井 知子 能代市
蜘蛛(ランプ) 永井 知子 能代市
ウェルカム 西村 綾子 秋田市
木蓮 岩間 明美 秋田市
●金属 
花器                     佐藤 正 秋田市
鍛金花入 本郷 千賀子 秋田市
●七宝  
小物入れ 田口 良子 秋田市
有線七宝銘々皿「華やぎ」 小林 玲子 秋田市
七宝 樹 小林 玲子 秋田市
しき、茶托、思い彩五客 中川 美佐子 秋田市
よい待ち草 室岡 和子 秋田市
緑のハーモニー 室岡 和子 秋田市
●染織  
地球絞染 池田 忍 由利本荘市
やさしい風 齋藤 るみ子 秋田市
雑木林 佐々木美与子 秋田市
草木染タペストリー或る日の午後 柴田 啓子  秋田市 
ランプシェード花 若狭 幸子 能代市
ランプシェード蝶 若狭 幸子 能代市
−wooled・box− 伊沢 育子 秋田市
●陶芸 
色絵石蕗文鉢 石黒 捷二 秋田市
石山 新作 大仙市
翠の雫 石山 新作 大仙市
ふたりのボトル 佐々木美佐子 大仙市
曙気擡頭 長谷川 節子 由利本荘市
火炎三重焼花器”炎戯” 澤田 一雄 秋田市
装飾酒器”華蝶” 澤田 一雄 秋田市
織部線刻花器 渡邉 建 秋田市
秋田の夏宝 廣川 潔 仙北市
旅の思い出(鬼の洗濯板) 茂木 ミチ子 横手市
ゆきどけ(一対) 佐々木 郁 横手市
窯変耳付大壷 佐々木 忠雄 大仙市
紫式部 渡邊 良子 由利本荘市
初雪 佐々木 弘子 由利本荘市
手付花びん 佐藤 久美子 由利本荘市
バラ(鉢カバー) 藤田 和子 由利本荘市
青海波水指 今野 矩子 由利本荘市
春の野(水指) 土田 いせ子 由利本荘市
初夏 土田 いせ子 由利本荘市
アジアン 佐藤 美也子 由利本荘市
足付盛り皿 成田 玲子 秋田市
一輪ざし 成田 玲子 秋田市
花びん(花心) 後藤 光三 大仙市
葉〜四季折々 鈴木 陽子 秋田市
●漆  
「ひとり祝宴」の盆 鈴木 清子 東京都調布市
●その他の工芸  
北斎ファンタジー(富獄三十六景神奈川沖浪裏) 佐藤 修 秋田市 
静寂な水面に舞い降り束の間の休息 鈴木 健一 秋田市 
レクイエム(神に召されし者たちよ安らかに眠れ) 佐々木 伍郎 秋田市 
籠・山ブドウ乱れ編み 伊藤 加代子 秋田市
音色でつなぐ絆 成田 静子 秋田市
竿燈(願いをこめて) 成田 静子 秋田市
流れ 土井 良子 男鹿市
集・桜花 田口 博子 秋田市




 審査は3日の午後1時より行われ、平野会長が立会人として、審査員に対して審査方法や配点の確認を行い、審査が始まる。それぞれの審査員が個々の作品を回りながら点数を付けていく。全ての点数を付け終わった審査員の審査票はただちに集計係に渡され、チェッカー3名の監視下で念入りにパソコンに点数が入力された。
全ての審査員の点数データが入力された後、合計点数を集計して入賞者が決定する。点数の集計は、パソコンのソフト(エクセル)によって行われるため、ほぼ機械的に入賞者が決定し、第三者の恣意的な要素が入り込む余地はない。今回は、同点者が多く、最終的に審査員の協議によって決定するという場面も見られた。
 3時半からは講評会が行われた。審査員それぞれのコメントや入賞作品などに対する評価などが述べられた。質疑応答も行われた。講評会終了後も審査員に質問する人も見られた。
 最終日にの8日には午後2時から授賞式が開かれ、受賞者に賞状や副賞などが授与された。終了後は入賞者有志のギャラリートークも行われた。入選者には搬出時に入選証が手渡された。また、出品者には今後の作品作りの参考となるように自分自身の点数が分かる採点表も配付されている。
 会期中は、来場者も多く、盛況であった。(5日間の来場者数は1,510名)


審査の様子 講評会
会場の様子1

会場の様子2

会場の様子3 授賞式




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